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アフガンでの日本人(伊藤さん)拉致の件 遺体で発見・・・ 感想

産経さんの記事↓
【アフガン邦人男性拉致】捜索で日本人らしい遺体発見 伊藤さんか

現地で伊藤さんの捜索に当たっていた捜査当局が同日、現場周辺で日本人らしい男性の遺体を発見したことを明らかにした。現地の警察署から日本時間の同日午後2時ごろ日本側に連絡があったという。

一時は、「開放された」というニュースが流れ、その後、「間違い」でしたと訂正され、今日はもっと最悪のニュースが流れています。まだ本確定というわけではなさそうですが・・・ 無事を祈りたい。

↓↓↓

書いてる途中で確定のニュースが出たようです・・・
日テレNEWS24さん↓
アフガンで誘拐の伊藤さん、遺体で発見

ペシャワール会の現地事務所は日本時間27日午後、NNNの電話取材に対し、伊藤さんが遺体で見つかったと話した。伊藤さんを知るペシャワール会の現地スタッフが遺体が伊藤さんであることを確認したという。



まず、ご冥福をお祈りします。


さて、この件についてネット上でも話題になっていますが、その中で主に語られるのは「過去の似たような拉致事件」の話と、「自己責任」という言葉ですね。


「過去の似たような事件」で私が記憶しているのは、↓の3つです。個人的で曖昧な記憶と感想をまとめておきます。


・2004年 イラクで週刊朝日関係の3人の日本人が拉致された事件
この3人の「イラクへ行った目的」や「開放後の主張」などが問題視され、「日本政府がどう行動するべきか」という点で、大きな問題になりました。開放後の不自然な状況から「自作自演説」も流れ、今でも被害者が「3バカ」と中傷されることの多い事件です。自己責任論という話はここからスタート?


・2004年 イラクでの香田さん拉致、殺害事件
現実の処刑動画がネット上に広まったことで有名な事件です。この時も、イラクへわざわざ向かう目的が軽く、「自己責任だろ」という意見が同情的な意見より多かった記憶あります。


・2007年 イランでの大学生拉致、開放事件
つい最近の話です。これもわざわざ危険地域に渡った理由が軽く、拉致された時も開放された後も、「冷たい目で見る意見」が多かった気がします。



こんな感じです。

では今回の伊藤さんの事件はどうなのか。やはり第3者の見方としては、「自己責任。危険な場所に行く方が悪い。」となるのでしょうか。


調べるとすぐわかるかと思いますが、伊藤さんは、「ペシャワール会」というNGOに所属し、アフガニスタンで5年も前から農業支援等の活動をしていた人です。

もう少し調べるとわかることは、「もともとは阿片を作っていたけど、それはもうやめて、ちゃんと野菜を作ってまっとうに生計立てましょうよ。」という方針で、現地の支援に力を注いでいたそうです。だからこそ、「阿片を売って武器を買う人たちにとって目障り」ということらしいです。



この事件に関する細かい情報はまだわかりません。「伊藤さんに落ち度があった」という新事実が後から出るかもしれません。

ですが少なくても、過去の事件と同じように「自己責任の一言で終わらせ、冷たい視線向ける」気にはなれません。

自己責任は自己責任です。「危ないと分かった上で行ったのだからしょうがない。」最終的にはどうやったってそこにたどり着きます。じゃあ過去の事件と何が違うかといったら、「覚悟の重さ」「成したことの大きさ」じゃないでしょうか。

5年も活動してるんです。現地の状況も、私達なんかよりも遥かに知り尽くしているでしょう。旅行者が怖いもの見たさでチョロっと行ってホイホイ捕まるのと一緒にするのはおかしい。

そして、同じ「こういうことになるかもしれない」という覚悟の言葉を発するにせよ、発言者のこれまでの行動によって、その言葉は重くも軽くもなるわけです。その重さは無視してはいけないと思います。


少なくても「行くバカが悪い」というような、中傷の言葉は出ません。本心で、「残念な事だ」「本望な生き様だ」と敬意を表します。




ただし・・・ この事件については、もうひとつ「考えなくてはならないこと」があります。それは、ペシャワール会の方針、そして代表の中村哲医師の方針です。

「平和」という曖昧で単純明確なものより一歩先、「九条の会」「無防備条例」という言葉です。



私はちょうど一年前、2007年8月17日に札幌、「無防備」条例制定を求める署名という記事を書き、その中で「無防備条例」にかなりキツい言葉で反対しています。それから、コメントなどはもらっていないですが、長期の間アクセスが多かったのも覚えています。

ようするに、「無防備条例」について私と同じような考えの人が、「無防備にしていれば相手は攻撃してこないとか言ってるやつ、ちょっとアフガン行って来い」「平和ボケ」「あれ? 九条があれば大丈夫なんじゃないんですか?」というような批判をしているんだと思います。

言ってることはわかります。そして、「NGO」の存在に関わる問題、確かにいろいろあります。



ですが、それが行き過ぎて、伊藤さんに対する直接的な中傷にまで発展しているのはおかしいです。「自分と意見の異なる相手だからという理由だけで、「人の死」にまで中傷の言葉を浴びせるのはどうかしてます。



私は「平和」という言葉に関わる運動・活動をしてるわけじゃありません。ただの第三者です。ただの野次馬です。関わっていることといえば、「日本人であること」だけです。

対する伊藤さんは、実際に行動をしている人です。実際に現地に赴き活動している人です。その場の思い付きではなく、人生を賭け、長期に渡って動いている人です。そして、そもそも伊藤さん=中村哲医師でもないですし、仮に意見が違おうが、口だけの私のような人間と比較にならないほど立派な人です。

「実際に行動に移せる」というはそれだけ大きなことだと、私個人は認識しています。それが「道徳を汚さない行動」であるなら尚更です。敬意は絶対に失ってはいけない。

長いですけど私はこんな感想です。ぐちゃぐちゃですけどね。




ちなみに、「政府がどういう行動を取るべきか」という話になると、これは費用も含めてまた難しい話だと思います。大変なので別の機会に考えます。それから、『方々が「今はアフガン危険だよ」と連絡していたにもかかわらず、ペシャワール会はアフガンに留まった』等々、会が批判を受ける部分もあると思います。

そういった声が、「死者への中傷」ではなく、「モラルある批判意見」であることを願います。
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| 海外 | 20:15 | comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑

COMMENT

中村医師は現地の状況を甘く見ていたと反省しておられるようですが、タリバンのスポークスマンといわれるほど擁護していたのにタリバンに殺されたとは、やはり国際感覚が欠如していたのでしょうね。

「こちらが丸腰で戦意がなければ、何事も起こらない」という幻想を日本人が持ち続ける限り、このようなことは再び起こることを危惧しています。

| ほのぼの | 2008/08/27 22:43 | URL | ≫ EDIT

コメントありがとうございます。


そうですね・・・

以下はいくつかのニュース記事からの抜き出しですが、

中村氏は、

「犯人が村人に追われて逃げる途中、(伊藤さんは)撃たれて死亡したようだ。単なる強盗、身代金目当てで、政治的なものではないと思う。」

と発言していますが、


タリバンはのムジャヒド報道官は

「日本人を殺害した。すべての外国人がアフガンを出るまで殺し続ける」

「このNGOが住民の役に立っていたことは知っている。だが、住民に西洋文化を植え付けようとするスパイだ」

「日本のように部隊を駐留していない国の援助団体でも、われわれは殺害する」

と発言してます。完全にズレています。


中村氏の「自らが武器を取らなければ相手は攻撃してこない」という考え方が、現実の「人の死」によって否定されたのは確かだと思います。

| まるぽん(管理人) | 2008/08/28 09:43 | URL | ≫ EDIT















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| ブログ界の正論 | 2008/08/28 13:57 |

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