2008.05.31 Sat
6月からの道路交通法改正について、感想
車にとって大きい変更は後部座席シートベルトですね。お試し期間なので、しばらくは普通道なら注意だけで終わりですが、そのうち罰金を取られるようになることをお忘れなく。タクシーなんかは大変ですね・・・
あ、あと紅葉マークは、75歳以上の方は付けないと軽い違反金を取られるようです。どうやって調べるかわかりませんが、他の違反時(駐禁や速度違反)についでに調べられるとかかな? ご注意を。
それから自転車。いろいろと一気に厳しくなりましたね。免許とまではいかなくても、自転車特別講習が必要なレベルのような気がしてます。
さて、今回の改正、ほとんどは反対しようにも反対しようがない規制だと思います。私は「規制」というのは基本的に嫌いですが、ちゃんと事実として「事故が減る」「怪我が減る」のなら、反対意見を出すのは難しいと思っています。面倒と引き換えになっても、事故や怪我が減るのは良いことですので。
ただ、ひとつの内容については、『例外を重視し、なるべく守るな』という意見をはっきり明確に持っています。それは、話が盛り上がっている「もみじマーク」でも「後部座席シートベルト」でもなく、これ↓
■普通自転車の歩道通行可能要件の明確化
・道路標識等で指定(歩道通行可)された場合 歩道通行が可能
・運転者が児童・幼児(13歳未満の子ども)の場合
・運転者が70歳以上の場合
・車道又は交通の状況からみてやむを得ない場合
そうです。『自転車は歩道じゃなく車道を走れやボケッ!!』という、よく話題に挙がる珍法についてです。
守ろうと思っても危なくて守れない危険な法律なのですが、この改正で「歩道でも走れる条件をいくつか付け加えたからこれでいいでしょ? この通り守ってね。」という方針になるみたいです。
私は呼びかけたい。
車道が細い道路では、『車道又は交通の状況からみてやむを得ない場合』という例外を徹底的に重視し、必ず歩道を走ってください。
無駄な死と、罪のない殺人者を増やすのはやめましょう。
いったいどういう道路を基準にしてるんでしょうか。首都圏の整備しつくされた太い道路が基準?
歩道付き片道一車線の普通かつ一般的な古めの道路の殆どは、自転車が通る隙間なんてないでしょ?
そういう道路で自転車が車道を走ったら死にますよ。自転車が石や段差でつまづくだけで、ちょこっとハンドルを曲げただけで死が見えます。右手を水平に横に伸ばしたら右手がなくなるでしょう。そんな距離です。
そして、車はそのまま普通に走って抜けませんので、対向車線にはみ出す危険な「追い越し」をする必要があります。それが嫌なら、自転車と同じ速度で自動車が走らなくてはならない。
単なる『事故の元』でしょう。それも、人の生き死にが関わるような大きな事故の。なおかつ、交通ルールを守ってる罪のない自動車運転手が殺人者になるわけです。
「だから今回の改正で歩道も走れるよう、条件作ってちょっと緩めたじゃないか。怒るんじゃなく喜べよ。」という話なのはわかります。ですが、『車道又は交通の状況からみてやむを得ない場合』という条件は、あまりに曖昧なんです。中途半端なんです。
「やむを得ない」の判断は、警察がするのですか? 私たちで決めるのですか? 個人で一人一人勝手に判断しろってことですか?
これじゃ、単純・単調な短い『守ろう交通ルール』スローガンに騙され(?)て、『ちょっと細い道でも出来る限り車道を通ろう』と勘違いする人が絶対出てしまう。それが一番恐れていることです。
免許のいらない自転車です。若年層も対象なんです。対向車線、左側通行、車からみて何がどう見えるのか分かってない人だっていっぱいいるでしょう。まして子供なら、法=正義と考えるのは決して間違ってない。親だってどう教えていいのかわからないでしょう。
無茶苦茶怖いです。せめて、
「片道車道幅約○○mの道路については、自転車は歩道を走ること」
等々、数値ではっきり線引きし、今のルールと全く逆に、『細い道では歩道を走ること』を推奨すべきだったと思います。
もう一度言いますが、自転車に乗る人は、『車道又は交通の状況からみてやむを得ない場合』という条件をふまえ、車道が狭くて死と隣り合わせになる場所では必ず歩道を通ってください。その際、歩道を歩く歩行者を危険に晒さないよう、安全に運転してください。
これはあくまで私個人の意見であり、法の指し示す基準・内容と反対方向を向いていますが、決して『モラルに反した意見』ではないはずです。
『自転車の車道走行を徹底したらむしろ死亡事故増えちゃったよ。』なんて話にならないことを祈ります。
| 生活・身近な話 | 17:25 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

