この件を書くのが遅くなりました。
以前、
発信者情報:同意なしで開示へ ネット被害で業界が新指針という記事を書いたのですが、その内容の中心となる、『ガイドラインの仮案』が公開されています。
社団法人テレコムサービス協会さんのページの、トピックスの1月10日のところです。この件に関する一般の意見も2月9日まで受け付けているみたいです。
先週くらいにガイドラインを全部読んだのですが、その感想が遅れてしまいました。(2chどうこうのせいです・・・こっちの方が大事だよほんと。)
『同意なしで開示』という内容についてですが、「どこどこの誰々さんが、あなたの個人情報をこういう理由で知りたいと言っていますよ。」という書類を、本人に必ず送るみたいです。ですので、個人情報を渡されるといっても、本人が全く知らないままに渡されるわけではないようです。
↑これでかなり安心しました。「ログの改竄等で勝手に個人情報が受け渡されたらどうするんだ?」という疑問を持っていたのですが、少なくても誰に渡るのか本人に連絡があるのであれば、「全く覚えがない。これは怪しいぞ。」と、自分で危険を察知することができます。もちろんその後どうなるかは分かりませんが、「怪しげな業者に知らぬ間に勝手に個人情報を取られる」という事態は避けれそうです。あと、プロバイダ契約者と実際に書き込みを行った人が違った場合も、契約者が異変を感じさえしてくれれば、誰がやったかを調べることはできると思います。
よかったよかった。
以前書いたように、「国の機関が間に入ってほしい」という気持ちは変わっていませんし、小さいトラブルはおきるとは思います。ただ、こういう仕組みを用意する理由は良く分かりますので、『とりあえず導入してみてもいいんじゃない?』という感想です。
余談ですが、
大変なのは、個人情報を預けている私達のような「利用者」より、「実際にガイドラインを見て対応をしなくてはならないプロバイダさん」ですよ。多分。
ガイドラインの通り徹底するといっても、『過去の判例が載ってるから、これを参考にしてね』といった、ある意味曖昧なところもいっぱいありました。それから、「掲示板管理者がいろいろ偽装したらどうするの?」という部分については弱かったと思います。あと、開示を求められた側が、「こんなの覚えがない、デタラメだ!!」と言った場合、その真偽をどうやって確かめるのか、とか。やり取りの回数も多そうだ・・・
判断を間違えてトラブルになったら、責任はプロバイダが被ることになるのですから、本当に大変な話だと思います。基本的に「確証が得られないなら開示はしない」で締めくくられていたはずですので、これが決まってもしばらくは「プロバイダがはっきり確信がもてないから開示しない」という状況が続くような気がします。
(一生懸命検討しないといけないのはプロバイダの立場の人なんじゃないのかな・・・)

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