2007.12.17 Mon
セカンドライフ「過疎化」?(同時接続者数の話)
先週の話ですが。
j-castさんの記事↓
■街並みは立派だが人がいない セカンドライフ「過疎化」進む
このブログでセカンドライフについて書くのは2回目です。1回目は2007年7月19日のSecond Life(セカンドライフ)日本語版 流行りますか?という内容です。自分で書いたことを読み直しましたが、だいたい言いたいことは言い終えてると思います。ポイントだけまとめると、
1.見るべきは「同時接続者数(同時オンラインユーザー数)」
(「登録者数」を「住人数」と言い換えて、知識のない人を騙すのはやめて)
2.「儲ける」ではなく、「楽しい」「面白い」というキーワードで広めて欲しい。
(「セカンドライフで儲ける!」というフレーズは、むしろセカンドライフをおとしめてる)
の2つですかね。
さて、今回のj-castさんの記事には、はっきり『セカンドライフ過疎化』と書いてますが、これにはほんのちょっとだけ違和感を感じます。何故かといいますと・・・
■2007年7月に書いた時の各種データ
登録ユーザー数: 約800万
60日以内にログインしたユーザー: 約173万
同時オンラインユーザー数: 約2万5千
■これ書いてる時に調べたデータ
登録ユーザー数: 約1140万 (j-castさん記事より)
60日以内にログインしたユーザー: 約150万 (1,494,247)
同時オンラインユーザー数: 約5万 (49,786)
少なくとも同時オンラインユーザー数(同時接続者数)は、以前調べた時と比べて2倍近くにまで増えているんです。今回私が調べたタイミングで「たまたま多かった」だけかもしれませんが、それでも以前は「最大でも4万」と発表してたわけですから、「増えてる」のは確かでしょう。
これが、ちょっとだけ気になってる「違和感」の正体です。「過疎ってるはずなのに、同時接続者数は前より増えてるってどういうことよ?」って話です。
何故そうなるのか、適当に理由を考えてみます。
■A.日本ではダメ、でもどっかの国ではある程度上手くいってる?
j-castさんが取り上げてるのは、「日本人が見に行きそうな場所」だけのようです。ということで、「日本ではダメだけど全体で見たらちゃんと伸びてる」という事なのかもしれません。
■B.同時接続者数の増加よりも、土地・世界の広がる速度の方が速い?
これは、「本当にセカンドライフ全体で過疎化してるのかもしれない・・・」という系統の推測です。土地を用意し建物を建てる「売る側」・「宣伝する側」の人ばかりで、肝心の「観光客」・「消費者」が少ないのなら、世界はどんどん広がりますが、人口密度はどんどん低くなるような気がします。
■C.j-castさんが批判的に書きすぎてるだけ?
少なくてもセカンドライフ全体としては人は増えてるハズですから・・・という話から、セカンドライフを庇うような推測。例えば、古い人気スポットは寂れてしまったけど、他にどこか新しい「名所」が出来ていて、そっちに人が集まっているとか。何処なのかは知りませんが。
■D.そもそも、公開されている「数値データ」自体が怪しい?
失礼な話でごめんなさい。あくまで「可能性は0ではない」ということで。簡単に言うと、『本当は同時接続者数は減ってるのに、公表されているデータに細工して、増えてるように見せかけているのでは?』というような話です。とはいえ、最初から律儀に数字を公開してるリンデンラボが、そんな小細工を仕掛けるとは思えないんですけどね。一応書くだけは書いときます。
こんなとこですかね?
そういえば、「同時オンラインユーザー数」はかなり増えてるのに、「60日以内にログインしたユーザー数」は減ってるというのは、どう捉えればいいんだろう・・・ 半年前と比べて、質の良い(長くSLを楽しめる)ユーザーが来るようになったとか、そういうことでいいんだろうか。
ここまでなんとなく中立っぽく書いてみましたが、そのせいで「結局何が言いたいの?」になってしまい、「結論」が無くなってしまいました。ごめんなさい。最初に書いた2つが「結論」ということでお願いします。
関係ない余談。ユーザー数を「完全に捏造する」トコまでやる企業はさすがに少ないですが、都合が悪くなって「ごまかし」に入る企業ならけっこう見てきました。勿論確証はないですが、ものすごくあやしーです。
一つ、よく見る手口を紹介しておきます。
■とあるオンラインコンテンツの、ログイン画面におけるユーザー数表示
※もちろんフィクションですよ。
○賑わってる時の表示方式
・サーバー1: 5,862人
・サーバー2: 5,346人
・サーバー3: 4,231人
↓
○なんか廃れてきたので、表示方式を変更
・サーバー1:■■■■■MAX(2500人ぐらい)
・サーバー2:■■■■■MAX(2500人ぐらい)
・サーバー3:■■■■(2000人ぐらい)
※()内のことはユーザーはわからない。以前の半数ぐらいの賑わいだけど、なんとなくいっぱいいるように感じる。ちなみに別にMAXでもなんでもない。
↓
○どんどん廃れてきたので、ちょっとずつ■1個で表す人数を変更
・サーバー1:■■■■■MAX(1500人ぐらい)
・サーバー2:■■■■■MAX(1500人ぐらい)
・サーバー3:■■■(900人ぐらい)
※実はかなり減ってるのに、そんなに減ってないように見えてしまう。
↓
○過疎化しました! 最終的にはこんな感じでおちつきました!
・サーバー1:■■■■■MAX(500人ぐらい)
・サーバー2:■■■■(400人ぐらい)
・サーバー3:■■(200人ぐらい)
※実はかなり減ってるのに、そんなに減ってないように見えてしまう。でもさすがに少なすぎて、中にいるユーザーにはバレバレです。
j-castさんの記事↓
■街並みは立派だが人がいない セカンドライフ「過疎化」進む
日本国内でも多くの企業が出店するなどして大きな注目を浴びた「セカンドライフ」の「過疎化」が目立っている。J-CASTニュース記者が「セカンドライフ」のなかで有名企業の「仮想店舗」「仮想社屋」を訪れたところ、建物は現存しているものの他のアバターが全くいないという現象が相次いでいる。
このブログでセカンドライフについて書くのは2回目です。1回目は2007年7月19日のSecond Life(セカンドライフ)日本語版 流行りますか?という内容です。自分で書いたことを読み直しましたが、だいたい言いたいことは言い終えてると思います。ポイントだけまとめると、
1.見るべきは「同時接続者数(同時オンラインユーザー数)」
(「登録者数」を「住人数」と言い換えて、知識のない人を騙すのはやめて)
2.「儲ける」ではなく、「楽しい」「面白い」というキーワードで広めて欲しい。
(「セカンドライフで儲ける!」というフレーズは、むしろセカンドライフをおとしめてる)
の2つですかね。
さて、今回のj-castさんの記事には、はっきり『セカンドライフ過疎化』と書いてますが、これにはほんのちょっとだけ違和感を感じます。何故かといいますと・・・
■2007年7月に書いた時の各種データ
登録ユーザー数: 約800万
60日以内にログインしたユーザー: 約173万
同時オンラインユーザー数: 約2万5千
■これ書いてる時に調べたデータ
登録ユーザー数: 約1140万 (j-castさん記事より)
60日以内にログインしたユーザー: 約150万 (1,494,247)
同時オンラインユーザー数: 約5万 (49,786)
少なくとも同時オンラインユーザー数(同時接続者数)は、以前調べた時と比べて2倍近くにまで増えているんです。今回私が調べたタイミングで「たまたま多かった」だけかもしれませんが、それでも以前は「最大でも4万」と発表してたわけですから、「増えてる」のは確かでしょう。
これが、ちょっとだけ気になってる「違和感」の正体です。「過疎ってるはずなのに、同時接続者数は前より増えてるってどういうことよ?」って話です。
何故そうなるのか、適当に理由を考えてみます。
■A.日本ではダメ、でもどっかの国ではある程度上手くいってる?
j-castさんが取り上げてるのは、「日本人が見に行きそうな場所」だけのようです。ということで、「日本ではダメだけど全体で見たらちゃんと伸びてる」という事なのかもしれません。
■B.同時接続者数の増加よりも、土地・世界の広がる速度の方が速い?
これは、「本当にセカンドライフ全体で過疎化してるのかもしれない・・・」という系統の推測です。土地を用意し建物を建てる「売る側」・「宣伝する側」の人ばかりで、肝心の「観光客」・「消費者」が少ないのなら、世界はどんどん広がりますが、人口密度はどんどん低くなるような気がします。
■C.j-castさんが批判的に書きすぎてるだけ?
少なくてもセカンドライフ全体としては人は増えてるハズですから・・・という話から、セカンドライフを庇うような推測。例えば、古い人気スポットは寂れてしまったけど、他にどこか新しい「名所」が出来ていて、そっちに人が集まっているとか。何処なのかは知りませんが。
■D.そもそも、公開されている「数値データ」自体が怪しい?
失礼な話でごめんなさい。あくまで「可能性は0ではない」ということで。簡単に言うと、『本当は同時接続者数は減ってるのに、公表されているデータに細工して、増えてるように見せかけているのでは?』というような話です。とはいえ、最初から律儀に数字を公開してるリンデンラボが、そんな小細工を仕掛けるとは思えないんですけどね。一応書くだけは書いときます。
こんなとこですかね?
そういえば、「同時オンラインユーザー数」はかなり増えてるのに、「60日以内にログインしたユーザー数」は減ってるというのは、どう捉えればいいんだろう・・・ 半年前と比べて、質の良い(長くSLを楽しめる)ユーザーが来るようになったとか、そういうことでいいんだろうか。
ここまでなんとなく中立っぽく書いてみましたが、そのせいで「結局何が言いたいの?」になってしまい、「結論」が無くなってしまいました。ごめんなさい。最初に書いた2つが「結論」ということでお願いします。
関係ない余談。ユーザー数を「完全に捏造する」トコまでやる企業はさすがに少ないですが、都合が悪くなって「ごまかし」に入る企業ならけっこう見てきました。勿論確証はないですが、ものすごくあやしーです。
一つ、よく見る手口を紹介しておきます。
■とあるオンラインコンテンツの、ログイン画面におけるユーザー数表示
※もちろんフィクションですよ。
○賑わってる時の表示方式
・サーバー1: 5,862人
・サーバー2: 5,346人
・サーバー3: 4,231人
↓
○なんか廃れてきたので、表示方式を変更
・サーバー1:■■■■■MAX(2500人ぐらい)
・サーバー2:■■■■■MAX(2500人ぐらい)
・サーバー3:■■■■(2000人ぐらい)
※()内のことはユーザーはわからない。以前の半数ぐらいの賑わいだけど、なんとなくいっぱいいるように感じる。ちなみに別にMAXでもなんでもない。
↓
○どんどん廃れてきたので、ちょっとずつ■1個で表す人数を変更
・サーバー1:■■■■■MAX(1500人ぐらい)
・サーバー2:■■■■■MAX(1500人ぐらい)
・サーバー3:■■■(900人ぐらい)
※実はかなり減ってるのに、そんなに減ってないように見えてしまう。
↓
○過疎化しました! 最終的にはこんな感じでおちつきました!
・サーバー1:■■■■■MAX(500人ぐらい)
・サーバー2:■■■■(400人ぐらい)
・サーバー3:■■(200人ぐらい)
※実はかなり減ってるのに、そんなに減ってないように見えてしまう。でもさすがに少なすぎて、中にいるユーザーにはバレバレです。
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