≫ EDIT

ボンズ(アニメ制作会社)によるアニメーターランク(評価)が流出

少し悩みつつも、興味を持ったので書いてみます。ボンズ (アニメ制作プロダクション、←リンク先はwiki)による、アニメーター一人一人への評価リストが流出したようです。

デジタルマガジンさんの記事↓
アニメーター評価表が流出?

出回っているのは、恐らく元がエクセルだったものを画像化したデータで、電話番号等の危険な情報は黒塗りにされ、アニメーターの名前が半分ぼかされているような状態のものです。

これがホンモノの流出データかどうかの信憑性も問われたようですが、どうやらホンモノである可能性は高いようです。又、いつもの「Winny等のファイル交換ソフトからの流出」ではなく、web上でデータを取り扱った際に漏れた可能性が高いようです。

といいますか、いまひとつ信憑性がはっきりせず、どこからどう漏れたのかもはっきりしない、いろいろな意味で「怖い」データです。



はじめに。

出回っている画像自体をチョロっと確認してしまいました。見てしまったことをお詫びします。私はアニメ業界に何のかかわりもなく、そんなに詳しいわけでもないのでほとんど何も分かりませんが、嘘はいけないので正直にお伝えしておきます。

又、こうやって記事を書くこと自体、情報漏洩を助長することになるのかな・・・ 「問題がある」と指摘された場合には、この記事は削除いたします。

ちなみに、私は特に一生懸命調べたわけでもなく、この話題にたどり着いた時点でエクセル画像が誰でもみれるよう張られているような状況でした。



さて、問題となっているのは、電話番号や住所といった「重要度の高い個人情報」の部分ではなく、「評価・ランク」の部分です。アニメーターの方一人一人に対するA、B、C、×のランク付けと、そのアニメーターご本人の方が見たらショックで目ん玉飛び出しかねないほど強烈な「備考コメント」の部分です。「キレてる」「女癖悪い」「終わってる」etc... ホンネのぶったぎりコメントばかりですので。




ただ、まあ・・・ 正直・・・ オトナの世界ではこんなものかもしれません。

「ホンネ」と「建前」、「社内」と「社外」、「アメ」と「ムチ」、どれもごく普通に存在しているものです。

社内における「アレ使えない。切って。」という指示は、当人や相手の会社に伝える時、「すみませんが、今回はどうしても都合がつかなくて・・・ あ、はい、また機会がありましたらよろしくお願いします。」に変わります。

そんなものです。悲しいですが。世の中は厳しい。



こういったリスト自体はあらゆる業界で使われていると思います。単なる就職面接、アルバイト一覧、下請け業者一覧、営業先一覧、etc... そういった一覧にどんどん情報を蓄積させ、優先度をつけていくわけです。それが効率のよいブッキングの基本ですし、その業界の人間のみが持つ「価値のある情報」なわけです。

もちろん、書き方や情報の細かさは千差万別でしょうけどね。この件ですと、ズバっとランク分けまでしているようですが、中々ここまではっきりとは書かないような気はします。それから、「仕事に関係あるの?」というような情報も多いです。色々な意味で、かなりキツイものであるとは感じます。



そして、何にせよ、『社外秘』(会社の外には漏れてはいけない情報)であることは間違いない。

しかも、これだけ「大規模」かつ「直接仕事をする相手」に対するリストだと、「絶対に漏れちゃダメ!」の域でしょう。「単純な個人情報漏洩」より何十倍・何百倍も恐ろしい。



キツイ評価を出した相手と、直接顔を向き合わせて仕事をする・・・ で、できるのかな? 私がリスト製作者の立場なら泣きそうです。ガクガクものです。



最初の方に書きましたが、漏れた経緯がよくわかりませんし、これからどういう方向に発展していくのかも不明です。そして、この件に怒り、謝罪を受ける立場にいるのは「一般のエンドユーザー」ではなく、「同業界のアニメーターさん達」です。

ど、どうなるんだろう。謝罪と誠意を尽くせば、「業界内のちょっとした事件」程度の話で納められるのかな?
人気blogランキングへ
↑私の書いた感想文に読む価値があった場合はクリックしていただけるとうれしいです。(ランキングでのこのブログの評価が上がり、より多くの人に見てもらえます。)

| ゲーム・漫画・アニメ | 17:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

おぎやはぎも落書き ベルリンの壁にサイン  感想

落書き事件の話です。イタリア大聖堂のラクガキの件からどんどん発展していっています。

サンスポさんの記事↓
おぎやはぎも落書き ベルリンの壁にサイン

さて私の「ラクガキ」に対する感想ですが、日本の女子短大生がイタリア・フィレンツェの大聖堂(世界遺産)に落書きの時にほぼ意見は出し終えており、それから特に考え方も変わっていません。一度、ラクガキについて考える良い機会だと思います。


ただし、日本の各々の機関がラクガキをした本人に与えている処分は、思っていたよりキツイなという印象はあります。特に水戸市の野球監督の件。(リンク先は産経さん)

正直、一番意味のある『償い』は、「現地に赴き消してくる」だと思います。それ以外の解雇だの退学だのといった処分にどれだけの価値があるのかなと。そして、もし消しにいかずに処分だけしているのなら、全くもってやってることがズレています。

謝罪もして、更に誠意を示す為に消しにいって、それでも許してもらえなかったら、そこで初めて重い処分まで考えればいい。私としてはそんな感想です。


「罪」は「罪」でも「罪の重さ」のサジ加減の話ですね。「ラクガキぐらいいいじゃないか」という意見はありえないと思っていますが、その「罪の重さ」の加減・バランスは非常に難しいと思います。


そして、今回のおぎやはぎによる「ベルリンの壁落書き」は、今までのイタリアの件とは国も対象も法律も国民の感覚も変わります。もう一度ケースバイケースでよく考えるべきですね。(逆に言うと、まだはっきりした意見を持てるほど細かく調べきれていません・・・ ごめんなさい。)



ちなみに、共同通信さんの記事↓
日本人の謝罪に「敬服」 大聖堂落書きで修繕責任者

落書きは日本語よりも英語やイタリア語によるものがはるかに多く、欧米では「文化財への落書きは当たり前のように見られている」だけに「(謝罪を通じて示された)日本人の良識」に尊敬の念を抱いたという。

 ビアンキーニ氏の元には、落書きをした岐阜市立女子短大(岐阜市)の学生の謝罪文が届いたほか、多くの日本人が「日本人として恥ずかしく思う」と電子メールで伝えてきたという。

イタリア大聖堂の件で落書きをされた当人が、こう言ってくれているのを忘れてはいけないと思います。前にも書きましたが、たくさんのラクガキの中で、日本のラクガキが少ない事には意味があるはずです。
人気blogランキングへ
↑私の書いた感想文に読む価値があった場合はクリックしていただけるとうれしいです。(ランキングでのこのブログの評価が上がり、より多くの人に見てもらえます。)

| 海外 | 19:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

【毎日新聞】日本人=変態となる記事を世界に発信 感想その2

毎日新聞が日本人=変態となる記事を世界に発信し続けていた 感想の件の続きです。

繰り返しになりますが、事件のまとめページ↓
毎日新聞の英語版サイトがひどすぎる まとめ@wiki

この問題、個人的にものすごく気にしてました。ただ、話題となった初期の時点ではそれほど大きな話題にはなっていなかったと思います。ところが、↓の毎日さんによる「これ以上騒ぐと訴えるぞ!」文をきっかけに、ネット上では(TV局は完全に無視のようです)大きな盛り上がりをみせているようです。

毎日さんの記事↓
毎日新聞社:「WaiWai」問題で処分

インターネット上には、今回の処分とは全く関係のない複数の女性記者、社員個人の人格を著しく誹謗(ひぼう)・中傷する映像や書き込みが相次いでいる。毎日新聞はこうした名誉を棄損するなど明らかな違法行為に対しては、法的措置を取る方針でいる。



このブログ(まるぽ堂)の右に「2NN」さんのリンクがあると思いますが、これは、2ちゃんねるの中で盛り上がってるニュースを自動的に抽出してくれるサイトです。全部読まなくてもある程度の「流行り」は把握できるので重宝しています。

その2NNさんによると、6月30日の夕方の時点で

【毎日新聞】ネット上に変態報道の処分と無関係の社員を誹謗中傷する書き込み→名誉棄損で法的措置を取る方針★110

となっており(まだ進んでるみたいです・・・)、★110というのは、1つにつき1,000のコメントを書けるスレッド(掲示板ページ)が110番目までいったことを指しているので、今回の毎日さんの法的措置の話題に、たった2,3日でコメントが11万件以上もついていることになります。異常です。



『毎日新聞の出した変態記事が、日本人全員から訴えられても然るべきな程の悪質な誹謗中傷記事であるのに、逆に「法的措置」という言葉で脅しをかけるとはどういうことだ?』

というのが怒りの原動力になったのでしょうか。すさまじい勢いです。少し覗くと、この事件専用の「QDM」という新語まで出来ている有様・・・ (毎日新聞を庇う意見を出した人が、「DQN」というネット用語を「QDM」と間違えたことが発祥?)

それから、怒りの声に結びつくものとして、こんな話題も影響しているかもしれません。
痛いニュースさん↓
毎日新聞、「小額で日本の少女を買春する方法」を紹介。海外大手サイトに掲載

関連記事:毎日新聞に学ぶ「売春で捕まらないための11の方法」
日本やアジアの国のおもしろおかしい情報を扱っている海外の大規模なサイトが、毎日新聞のHENTAI記事を元に「わずかなお金でロリコンの男性が、日本でロリータのように見える女性と遊ぶ方法」を提供していたのだ。

いやなんというか、「日本人イメージ」云々の話を超えて、ただの「犯罪情報サイト」になってますよ・・・ 




話をもどします。最初に挙げた毎日さんの記事によると、

毎日新聞社は27日、英文サイト「毎日デイリーニューズ」上のコラム「WaiWai」に不適切な記事が掲載された問題で、コラムを担当していた英文毎日編集部記者を懲戒休職3カ月にした。また、監督責任を問い高橋弘司英文毎日編集部長を役職停止2カ月、当時のデジタルメディア局次長の磯野彰彦デジタルメディア局長を役職停止1カ月の懲戒処分とした。このほか、当時のデジタルメディア局長の長谷川篤取締役デジタルメディア担当が役員報酬の20%(1カ月)、当時の常務デジタルメディア担当の朝比奈豊社長が役員報酬10%(1カ月)を返上する処分とした。

ということで、毎日さんは既に担当者を処分しています。にもかかわらず話が収束しないのは、既に挙げた理由以外に、


・処分の対象となった役員の方々は、実は処分と同時期に昇格している?
 
・TV局や他の新聞社はこの件を殆ど取り扱っていない。おかしい。

・この件を取り扱っているメディアも、毎日さんの謝罪も「問題点」がずれている。


このあたりが関係しているかもしれません。


そして、「まだ許さない」という意見の人が何を求めているいかというと、


・全ての記事の捏造・偏向部分を訂正し、それを英語で世界に示してお詫びしろ。

・謝罪も報告もごまかしばかり。明確かつ詳細に説明しろ。

・減給・休職程度の処分で許されるわけない。ちゃんと処分しろ。

・日本人として毎日新聞の存在自体を許せない。

・毎日新聞を一切買うな。毎日新聞のスポンサーは降りろ。


といった内容のようです。最後の2つはもう「要望」や「意見」ですらないですが・・・


ただし、笑い事でもなんでもなく、ビラ配りなどの「運動」の域にまで達しているようです。





前置き長かったですが、ここからが私の感想。

上の箇条書きの中で、「毎日さんの謝罪は問題点がずれている。」と書きました。

「日本人が不快な思いをした」ことは主な問題点ではないと思います。「全世界に日本人を差別的に侮辱する捏造情報を流し、それが事実と勘違いされて世界に広まっている」事の方が遥かに大きな問題です。

そういった意味で、

・全ての記事の捏造・偏向部分を訂正し、それを英語で世界に示してお詫びしろ。

という意見は、私もまったく同感です。



英語が読めないことによる監督不行き届き、チェック不足、一部の部門の暴走、理由はいろいろあるかもしれません。ですが、「情報伝達者として権威のある毎日新聞社」が、その名と責任の元に、このような変態的捏造記事を世界にバラまいていたのは、衝撃の事実と言うほかないです。

そして、大事なのは「世界に広まってしまったこの情報をどうするのか」だけです。何年も何年も「日本人=変態」というイメージを世界に発信し続けたわけですから、今更記事を消したところで何の意味もない。


記事を詳細まで検証し、嘘の部分を明確にし、訂正・謝罪も加えて、全てキチっと「公開」してほしい。「この記事は全て嘘でした。」「この記事はこの部分のみ嘘でした。」等、ちゃんと説明してください。

日本国内ではなく、世界に、海外に向けてです。



毎日さんが引用してきた記事が元々嘘であっても、それを「毎日新聞」の名で翻訳し、国内ではなく世界に「事実」として伝えたのであれば同罪です。それどころか、引用元の記事からさらに変態的な記事に改変して掲載しているものもあるんです。ひどすぎます。

嘘をついた部分をすべてきちんと正し、世界に伝え直してください。

ホントそれだけをお願いしたい。逆に、それ以外の『処分』なんて不要です。「お詫びに自社社員を処分」「問題点をごまかした曖昧な謝罪」、どちらも無価値です。



仮にも新聞社という「情報伝達のプロ」であるのなら、プロらしく「情報」で解決してほしいものです。



個人的にはこんな感想です。

あ、あとですね、今回の「社員個人の人格を著しく誹謗(ひぼう)・中傷する映像や書き込み」というのが既に実在するのであれば、それは当然非難されるべきです。今まで何回書いたかわかりませんが、「方法」「やり方」を間違えた時点で、言葉は説得力を失います。お気をつけを。
人気blogランキングへ
↑私の書いた感想文に読む価値があった場合はクリックしていただけるとうれしいです。(ランキングでのこのブログの評価が上がり、より多くの人に見てもらえます。)

| 放送倫理・捏造・偏向 | 17:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

2ちゃんねるのひろゆき氏宛に警察から「犯行予告は110番」メール 感想

yahooニュース(ITmedia)さんの記事↓
ひろゆき氏、警察から来た「犯行予告は110番」メールで2chにスレ立て 「直接伝えたほうが早そうだし」

メールで警察は、殺人、爆破、傷害などの犯行を敢行する予告を110番通報するよう、掲示板サイトトップページや各掲示板に掲示し、各掲示板利用者が閲覧できるような対策をとるよう、掲示板管理人に協力を求めている。

 ひろゆき氏はメールを2chに直接張り付けた理由を「『各掲示板利用者に』、って書いてますので、ユーザーに直接伝えたほうが早そうですし。要約するのも面倒なので、そのまま張ったほうが、真意が伝わるかなぁ、、と」と説明している。

あえて今更書く必要もないですが、ここで挙げた2chだけでなく、ケータイの掲示板だろうとSNSだろうと、秋葉原無差別殺傷事件以降の犯行予告・殺人予告はガンガン逮捕されています。

それに加え、「一般のネットユーザーも見つけたらすぐ110番しろや!」とお達しがあったようです。(正確には、「掲示板管理者は利用者にそう伝えるように」というお達しかな。)


ということで、明らかにいたずらだと分かる書き方でも容赦ないと思います。何のリターンもない行為が今後の人生に影響を与えることになるかもしれません。お気をつけください。


ちなみに、ナイフ所持の規制強化にはちょっと反対ぎみなんですが、こちらの殺人予告の逮捕については概ね賛成しています。

実行の有無に関わらず、迷惑度の規模があまりにも大きいですから。

そして私は、もともとネット上でよく見かける「死ね」という言葉や、それに近い言葉が嫌いです。


ひとつ心配なのは、「冤罪」ですね。知人に勝手にケータイを奪われて書き込まれた、ウイルスを食らって、自分のPCが勝手に犯罪予告を書き続ける羽目に・・・・ などなど。そのあたりを慎重に調査していただけることを祈ります。
人気blogランキングへ
↑私の書いた感想文に読む価値があった場合はクリックしていただけるとうれしいです。(ランキングでのこのブログの評価が上がり、より多くの人に見てもらえます。)

| 社会現象・流行 | 19:10 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

「秋葉原」ツールナイフで職質された男が抵抗、警官が怪我 感想

痛いニュースさんの記事↓
“秋葉原で” 職質された20代ナイフ男が抵抗、警官が手を切るケガ→逮捕

秋葉原で警察が「特定の怪しそうな雰囲気の人をターゲットにして職務質問(持ち物検査)をする」というのはけっこう有名な話です。迷彩服を好むミリタリーマニアっぽい人が狙われるんだったかな? 今回の犯人がどういう服装かは知りませんが、警察の職務質問が引き起こした事件と認識しています。


さて、この事件について考えるのなら、もう一つ↓の騒動も頭に入れておくべきだと思います。

同じく痛いニュースさんの記事↓ 6月15日のものです。
秋葉原で十徳ナイフ(刃渡り5cm)所持のオタクが警察官10人以上に囲まれる

写真が多く載っています。警察の職務質問、任意同行(ホントに任意なのか?)というのがどんなものなのかがよく分かるかと思います。


とりあえず銃刀法違反について。

私の浅はかな知識では、「刃渡り6cm以上の刃物を、まっとうな目的(職業上必要な場合とか)なしに持ち歩いてるとアウト」と認識しています。

上の2つの事件のうち6月15日の事件については、刃渡り○cmに関する情報が警察と被害者の側で食い違っていますが、もしこれが5cmであるのなら、警察の側に大きな不満を感じる事件です。

ただ、銃刀法だけでなく軽犯罪法も絡めると、どうやら色々と複雑なようでして、「警察は刃渡り6cmなんて基準関係なしに、単に刃物を持ってるだけで無理やり捕まえる権限を持っている」なんて情報もあります。

秋葉銃刀法のウソ(信憑性については各自ご判断を)




では感想。

どちらの事件も共通してるのは、ダガーナイフのような殺傷に適したナイフではなく、ツールナイフ=十徳ナイフだということ。ちなみに、デスノートを書いてたマンガ家の小畑健氏も、これを車に入れていたので逮捕されたようです。

十徳ナイフがどういうものかわかります? わからないようでしたら↓のリンクをどうぞ。

グーグルの画像検索で「十徳ナイフ」を検索

”ナイフ”とつけるから印象悪くなりますが、印象の良い言葉を使うと『十徳ツール』とも言い換えられます。ナイフは多機能の中の一つの機能にすぎません。いろいろな機能を持つ、常に持ち歩くことを目的とした、便利で万能な道具です。



ここで問題だと感じるのは各種報道。

・「秋葉原でまた『ナイフ男』」
・「『ナイフ男』が『暴れ』、警官に軽症を負わせ逮捕」

インターネット・TV・新聞を問わず、こんな見出しで事件が紹介されています。

そして、「ツールナイフ」がどういう物か(わざと?)説明なしに報道しているメディアや、まるで殺傷能力の高いナイフを暴れながら振り回したかのように印象付けて報道しているメディアもあります。

どこの局か確認してないですが、今朝チョロっと見た報道はひどかった。


それからもう一つ。yahooニュース(読売)さんの記事↓
秋葉原でナイフを持った男逮捕、逃走試み警官が軽傷

巡査長が男をパトカーに乗せようとしたところ、男はナイフを奪って逃げたが、近くの路上で巡査長らに取り押さえられ、傷害と公務執行妨害容疑で現行犯逮捕された。巡査長はナイフをつかんだ際、親指を切る軽傷。

警官がケガをした原因はこれです。犯人がナイフを振り回したわけではないようです。

あくまで私の予想ですが、警官の圧力と、「こんな理不尽な理由で犯罪者・前科持ちにされるなんてたまったものじゃない!」という怒りが、逃走という結果に結びついたのではないでしょうか。


ひょっとしたら、職質がなければ一生を何事もなく普通に過ごしていく人物だったのかもしれません。

それが今では「暴れナイフ男」扱いです。






・あんな事件があった後に、アキバにナイフなんて持っていくなよ。
・常識的に考えて自業自得。バカじゃないの?
・十徳ツールを隠れ蓑にしてナイフ持ちたかっただけの可能性もある。
・刃渡り7cm以上なら言い訳も糞もない。
・逃げたんだろ? 捕まって当然。

その通りです。問題があったのは明らかに今捕まってる本人です。すべてにおいて賢くない行動ですし、どう考えても罪になります。ですが、この件を『ナイフ男が暴れた』と表現する報道には、「違和感」と「ねじれ」を感じます。

罪は罪でも、「罪の重さ」の話です。




ちょっと話がずれます。十徳ツール、私も確か高校ぐらいの時にかばんに入れてました。ナイフ部分はペーパーナイフで、思いっきり皮膚に押し付けても全く切れないものでしたが、ハサミ、ペンチ、やすり、虫眼鏡、ドライバーなどはけっこう重宝してました。栓抜きは子供には必要なかったですけど。

そして、その十徳ツールは親戚のおじさんの海外のお土産で貰った、高価で大事な宝物でもありました。

臨時の時、もしくはコロっと忘れていても役にたつよう最初からカバンに入れとくのが十徳ツールです。最初から携帯することを目的とした道具です。ついでに言うなら、カバンに入れてるのを普段は忘れてるような代物でもあるんです。

言うまでも無いですが、「護身用」に持っていたわけじゃないです。ペーパーナイフですし。そして私は、「車の接触事故」「免許更新」以外では警察のお世話になったことがない人間です。「ナイフ好きのヤンキー(死語?)」でも「戦争グッズマニア」でもないです。



今は使っていません。どこいっちゃったかな? この事件に関係なく、もっとずっと昔に環境が変わった時に持たなくなりました。ですが、私も生まれるのが10数年遅かったら、この容疑者と同じ立場になったかもしれない。そう思えてしまう。

私は自信をもって、「若い頃はバカだった」と言い切れます。ニュースなんて全く見ていませんでした。世の中の動き? 知るわけない。そして、その十徳ツールは私にとっては大事なものでしたので、本気で怒ったと思います。相手が警察の時にどう行動するかは分かりませんが。



もちろん、この事件ではペーパーナイフではなくちゃんと切れるナイフですし、私が言ってるのは10代の頃の話(この事件の容疑者は20代らしい)ですし、事前に大事件があったかどうかという点も違います。

それから、この容疑者が「十徳ツール」として持ち歩いていたのか、「護身用ナイフのつもり」で持ち歩いていたのかはわかりません。

ですが、「今のご時世に十徳持ち歩く方がマヌケ」「これも時代の流れ」「みせしめが必要だろ?」という結論に達する時に、なんとも複雑な気持ちにはなります。

「みせしめ」論はわかりますが、「ダガーナイフ」でもない「十徳ツール」で多数の警官に取り囲まれ、連行されるのを恐れて逃げようとしたらつかまり、その時警官が刃物をつかんでケガをしたので「暴れナイフ男」呼ばわり。もう「みせしめ」というより「はりつけ」です。そう感じてしまう。



これもまた、私にとってみれば「秋葉原無差別殺傷事件」と同じく「恐ろしい事件」です。



ちなみに、今回書いた内容の多くに「推測」が混じっています。もう一回詳細な続報が欲しいですね。



追記。産経さんの記事↓
秋葉原の刃物男は無職の22歳

名前が全国に公開されました。重犯罪者扱いです。

○○容疑者は黙秘を続けており、所持品から氏名などが判明した。同署はナイフを所持していた理由を引き続き追及している。

リンクしている時点でまったく意味はないですが、私はこの件に疑問を持っているので名前は伏せます。

所持していた理由? もし私なら、「十徳ツールは便利だから入れっぱなしにしていた。そのまんま忘れてた。」と答えると思うのですが、それでは通じないでしょうね。だったら答えても意味はない。お手上げです。

その上で警察が求めている答えは「護身用」「人に切りつけるつもりだった」というものなんでしょうか。

本人が黙秘しているようですが、おそらく警察に対する不審感が相当強いんでしょうね。
人気blogランキングへ
↑私の書いた感想文に読む価値があった場合はクリックしていただけるとうれしいです。(ランキングでのこのブログの評価が上がり、より多くの人に見てもらえます。)

| 社会現象・流行 | 17:56 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT | NEXT